境内のご案内

お戒壇巡り

御本堂の外陣より、履物を履いたままでお戒壇巡りをお詣りいただけます。お戒壇巡りとは、仏様の胎内巡りともいい、暗闇の中を手すりをたどって進み、御本尊様の真下に位置する開運の錠前(仏具の独鈷の形)に触れていただくことで御本尊様とより深い御縁を結んでいただくものであり、またお戒壇を巡ることで、生まれ変わるという意味合いがあります。御本堂の地下を巡る御戒壇巡りとは、外陣にあり草鞋や草履など履物を履いたままで巡るという、現在の元善光寺の形が発祥初期の形であったといわれます。

お戒壇巡り

宝物殿

・座光の臼
今から千四百年前、本多善光公が御本尊様を難波の堀より迎えた時に、浄めた臼の上に御尊像をご安置され、此の臼から光明がさして光り輝いたことから座光の臼と呼ばれます。

・涅槃像
御釈迦様が亡くなられたことを涅槃に入られたと申し、その御姿を現した御像です。当山には二体の涅槃像が祀られており、その内の一体は飯田市の文化財に指定されております。

・薬師三尊像
薬師如来様、脇侍の日光菩薩様、月光菩薩様の三体の御像で、当地域でも最大級の薬師三尊像です。西方にある阿弥陀如来様の極楽浄土に対し、薬師如来様の浄瑠璃浄土は東方にあるといわれます。

その他、仏像仏画等八十点程が宝物殿に収蔵されております。

■宝物殿拝観・西国三十三観音霊場お砂踏み参拝

大人(高校生以上) 500円
子ども(中学生以下) 無料
宝物殿

平和殿

間口十二間、奥行七間の建物で、西国三十三番の札所の観音様をお祀りしており、西国三十三観音霊場お砂踏み参拝ができます。
お砂踏み参拝とは、西国三十三観音霊場の第一番から第三十三番までの各御寺院様の境内から戴いてきたお砂を敷き、それぞれのお砂の上に立ってお詣りしていただく事で、現地に参ってお詣りしたのと同じご利益・功徳があるといわれます。

平和殿 内部(お砂踏み)
平和殿 内部(お砂踏み)
平和殿 外観
平和殿 外観

平和の鐘

この鐘は戦時中供出の後、昭和二十五年四月平和を祈念するために当時の衆議院議長各大臣各位の協賛によって再鋳奉献せられたもので、銘を善光寺貫主清水谷大僧正に、「平和の鐘」の揮毫は元久迩宮朝融王殿下の筆になるものであります。
鐘の目方は三五〇貫(1,312キログラム)。

平和の鐘